うつ病・適応障害
うつ病発症の原因は、脳内の神経伝達物質のアンバランスであると指摘されています。うつ病とは別に、何かしらのストレスによりうつ病と類似した症状を認める「適応障害」を含めると多くの方がうつ症状を経験します。生活の上で学校、仕事、家庭環境や金銭的な問題などもストレスの状態を含めどの年齢でも、誰でも起こりうる症状です。うつ状態で大事な事は、先ずは仕事や生活ペースを落とす事になります。
〈症状〉
憂うつで、気分が重い
眠れない、あるいはいつもより早く目が覚める
食欲がない
疲れやすい
何をしても楽しくない
不安が強い、寝る前に不安でいろいろ考えてしまう
会社に行けない、あるいは行こうとすると動悸や吐き気がする
集中力や決断力が落ちる
「消えてしまいたい」「死んでしまいたい」と思うことがある
動悸、頭痛、腹痛、便秘、下痢などの身体的症状がみられるなど
〈治療〉
精神療法やお薬による治療を行っています。患者様にあった治療を最優先いたします。自己判断での治療や、つらい症状があるのに仕事や家事などを頑張りすぎると、病気の回復を遅らせることがあります。病状によっては早めに休職等を考えた方がよいこともありますので、まずはご相談下さい。
〈症状の改善について〉
何をもって良くなったかどうか判断するのが難しいですよね。「精神的に健康になる」ということなのですが、いくつかサインがあります。その一つは「好奇心が出てくる」ことでしょうか。他にもあると思います。それぞれ、人によって違いがありますので、自分の「精神的に健康」な状態を日頃から確認しておいた方が良いでしょう。