最近の音楽は、サブスクでちょっと聞いて飛ばしていくユーザーに対応するためにイントロを短くしたり、なくしたりしているらしい。
イントロを聴いて「あーこの曲嫌い」とか思って5秒程度でスキップしてしまう。
若い世代の音楽の聞き方がここまで変わってしまったのかと驚いてしまうが、これはこれで時代の流れでしょう。
学生時代の頃、ロックのイメージを一瞬で変えた曲に、U2の「Where the streets have no name」がある。新しい何かが始まろうとしているワクワク感をイメージさせるこのイントロを何度も聴いてきたことか。しかしボーカルが入るまでに1分40秒以上にもなるので、今の若者はスキップしてしまうかもしれないね。笑
物事にそれほど準備がいらないこともある。
一般的には、次への新しい環境に向かうためには準備段階が必要である。今までの環境でストレスにさらされていた場合は心と身体が疲弊してしまっているので、エネルギーを充電して新しい環境にチャレンジするわけだが、意外とあっさり新しい環境に適応できちゃう人もいる。心も身体も一瞬で環境変化を感じて整えられることもあるのかもしれない。
そういえば、イントロがない曲でこの季節にやっぱり聴いてしまうのは、レミオロメンの「3月9日」。そのミュージックビデオはその曲からすると恋愛の物語になってしまいそうなのだが、監督の工夫なのか姉妹の物語になっている。
新たな世界の入口に立ち気づいたことは1人じゃないってこと
「3月9日」作詞 藤巻亮太
そのMVの最後のシーンでは、主人公の妹が結婚する姉に貰ったスーツを着てその日が期限の定期券を新しいものに入れ替えて改札を通って新たな一歩を踏み出す。