【東京で社交不安障害/社交不安症にお悩みの方へ】
―その緊張しすぎる自分に、治療があります―
「人前で話すと頭が真っ白になる」「周囲の視線が気になって動悸が止まらない」「初対面の人と話すだけで、極度の緊張に襲われる」
そんな状態が続いているとしたら、それは社交不安障害/社交不安症(SAD:Social Anxiety Disorder)かもしれません。
これは単なる「あがり症」や「人見知り」ではなく、れっきとしたこころの病気です。
社交不安障害/社交不安症とは?
社交不安障害/社交不安症とは、人と関わる場面で過剰な不安や恐怖を感じてしまう病気です。以降社交不安障害として説明します。
たとえば、以下のような場面で強い緊張が生じます。
- 人前で発表する、会議で意見を言う
- 食事中に見られていると感じる
- 初対面の人と話す、電話応対をする
- 注目されると動悸・震え・発汗・赤面などの身体症状が出る
これらの症状が6か月以上続き、日常生活に支障がある場合、社交不安障害が疑われます。
原因と背景
社交不安障害の発症には、以下のような要因が関係していると考えられています。
- 生まれ持った気質(不安を感じやすい性格)
- 思春期の失敗体験やいじめ
- 人からの評価を気にしすぎる認知のクセ
- 脳内のセロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質のバランスの乱れ
一つの原因だけでなく、いくつかの要因が組み合わさって発症するケースが多く見られます。
社交不安障害の治療について
当院では、社交不安障害の診断と治療を行っております。
1. 薬物療法
緊張や不安を和らげるお薬(抗うつ薬や抗不安薬など)を用いて、日常生活での苦しさを軽減します。
薬物治療には個人差がありますが、継続的なフォローのもとで少しずつ改善を図っていきます。
2. 環境へのアドバイス
無理のない範囲で生活を整える方法や、不安を悪化させない日常習慣についても丁寧にご案内します。
社交不安障害を放置するとどうなる?
症状を放っておくと、次第に人と関わること自体がつらくなり、引きこもりやうつ状態へと進行するリスクがあります。それともう一つ大事なのは、その症状のせいでチャンスを逃している(人の集まりを避けて結果的に出会いのきっかけを減らしている等)ことがもったいないような気がします。
「誰にも相談できない」「自分の性格のせいだ」と思い込まず、早期に専門的な治療を受けることが回復への第一歩です。
東京で社交不安障害の治療を受けるには
当院では、東京近郊にお住まいの方に向けて、社交不安障害の専門的な診療を行っております。
初診では、症状の経緯や困っている場面などを丁寧にお伺いし、患者さま一人ひとりに合った治療方針をご提案します。
プライバシーに配慮した環境で、安心してご相談いただける体制を整えております。
社交不安障害に関するよくあるご質問
Q1. 社交不安障害とはどんな病気ですか?
回答を読む
社交不安障害は、人前で話す、注目される、初対面の人と話すなどの状況で強い不安や緊張を感じ、日常生活に支障をきたす病気です。単なる恥ずかしがりやとは異なります。
Q2. どんな場面で症状が出やすいですか?
回答を読む
人前で話す、会議での発言、電話応対、飲食を見られる場面などで、顔のほてり、動悸、発汗、声の震えなどの症状が出ることがあります。
Q3. 恥ずかしがり屋とどう違うのですか?
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恥ずかしがり屋は一時的な緊張ですが、社交不安障害では強い恐怖や不安が長期にわたって続き、避け行動や生活の制限につながる点が大きく異なります。
Q4. どんな治療がありますか?
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薬物療法(抗うつ薬、抗不安薬)や、認知行動療法(CBT)が効果的とされています。状況に応じて、段階的に苦手な場面に慣れるトレーニングを行うこともあります。
Q5. 社交不安障害は治りますか?
回答を読む
はい。適切な治療とサポートにより、多くの方が不安をコントロールできるようになります。無理せず、ご自身のペースで治療に取り組むことが大切です。
ご予約・お問い合わせ
「もしかして私も…」と不安に思ったら、ぜひ一度ご相談ください。
社交不安障害は、適切な治療で回復が見込める病気です。
こころのお悩みでしたら、東京都中央区、銀座線京橋駅・宝町近くのメディカルクリニックルナ東京にご相談下さい。
文責:院長(医学博士、日本専門医機構認定精神科専門医、精神保健指定医)
監修:メディカルクリニックルナ東京