「こんなことで受診していいの?」|心療内科・精神科は最後の手段じゃありません

不調に気づいているのに、受診に踏み出せないあなたへ

「こんなことで病院に行ってもいいのかな…」
「我慢できるから、もう少し様子を見よう」
「人に知られたら恥ずかしい」


そんなふうに思いながら、心の不調をひとりで抱えていませんか?

実は、精神科や心療内科に行くことを、特別なことだと感じている人は少なくありません。

しかし、本当に大切なのは「今、つらい」と感じているあなた自身の声です。


この記事では「受診の目安」や「受診することへの不安」について、やさしく、わかりやすく解説します。

精神科・心療内科は、気軽に相談していい場所です

「精神科」や「心療内科」と聞くと「重い症状の人が行く場所」というイメージを持たれがちです。

でも実際には、ちょっとした不調のうちに相談することこそが、早期回復につながります。

たとえば、こんな変化はありませんか?

  • 眠れない日が続く

  • 何も楽しめない

  • やる気が出ない

  • 理由もなく不安になる

  • 食欲がわかない

  • 仕事や勉強に集中できない

こうした変化が、日常生活に影響を与えている場合は、すでに「専門家のサポートが必要な状態」であることが少なくありません。

「この程度で…」と思った時こそ受診のサイン

受診を迷う理由の多くは「症状の重さを自分で判断している」ことにあります。

けれど、心の不調には、明確な境界線がありません。

人と比べる必要はなく「つらい」と思ったあなたの感覚が、そのまま受診のサインです。

精神科医や心療内科医は、病気かどうかを判断するために存在しています。

もし治療が必要ない状態であれば、それがはっきりすれば安心材料になります。

受診は決して「無駄足」ではありません。

「行きづらい」と感じたら、まずはセルフチェックから

どうしても「病院に行くのは気が重い」という場合には、
まずはネット上でできる簡易的なセルフチェックを使ってみるのもひとつの方法です。

たとえば「うつ病チェック」や「不安度チェック」などは、今の状態を客観視するきっかけになります。

また、厚生労働省が運営する「こころの耳」などの相談窓口では、匿名でも相談可能です。

精神科・心療内科を受診することは、特別なことではない

現代は、ストレス社会といわれています。

働きながら、子育てしながら、学びながら──

日々の暮らしのなかで、心が疲れてしまうのはごく自然なことです。

だからこそ「精神科・心療内科は特別な人が行く場所」ではなく「身近な医療のひとつ」として捉えてほしいのです。

あなたの不調が、ひどくなってしまう前に。

ほんの少しでも「つらい」と感じたら、そのタイミングで受診することが、結果的に早く回復する最短ルートになります。

まとめ|悩むくらいなら、相談していい

「こんなことで受診してもいいのか」
そう迷った時点で、もう誰かに相談するべきタイミングかもしれません。

  • まだ大丈夫と無理を重ねるより

  • 気づかないふりをするより

  • 本当に限界になる前に

まずは、あなたの、こころの声に耳を傾けてみてください。

当院のご案内|初診予約はWEBで受付中

当院では、はじめての方にも安心してご相談いただける体制を整えています。

診察の流れや予約方法は、ご予約案内のページで詳しくご案内しております。

どうぞお気軽に、ご自身のペースで一歩を踏み出してみてください。

よくある質問(FAQ)

Q. どんな症状があれば受診すべきですか?

A. 睡眠時間が短い、朝早く目が覚める、前向きになれない、イライラする事が増えた、今まで楽しかった事が楽しめない、不安感が続いている、集中力が今ひとつなど、元気な時となんとなく違うサインは受診の目安になります。

Q. 精神科と心療内科、どちらに行けばいいの?

A. 軽度の症状であれば、どちらでも対応可能だと思います。

Q. 誰にも知られたくないのですが…

A. 医療機関には守秘義務があります。安心してご相談ください。

執筆:医学博士/精神科専門医(日本精神神経学会認定)

監修:メディカルクリニックルナ東京

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