心療内科／精神科に行った方がいい人の特徴は？診断や精神疾患についても解説【東京駅近くの心療内科】
はじめに：「受診するべきか迷っている方へ」
「最近、気持ちが沈みがち」「検査では異常がないのに、体調が優れない」
──そんな状態が続くと、病院に行くべきか迷われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
日常生活の中で、心の不調は気づきにくいものです。
頭痛や腹痛などの身体的な症状に現れたり、人との関わり方が変化したりと、表れ方はさまざまです。
本記事では、心療内科や精神科の受診を検討すべきサインや、代表的な疾患の特徴、
そして当院（東京駅近くの心療内科・精神科）の取り組みについて、わかりやすくご紹介します。
心療内科・精神科の受診を考えるべきサインとは？
心や体の不調を抱えながらも「自分の気のせいではないか」と判断を迷う方が多くいらっしゃいます。
ここでは、受診の目安となるサインを3つの視点でご紹介します。
1. 身体的なサイン
- 慢性的な頭痛や腹痛、胃腸の不調が続く
- 動悸、息苦しさ、めまいなどの症状がある
- 検査を受けても「異常なし」と言われるが、つらさは続いている
2. 精神的なサイン
- 気分の落ち込みが2週間以上続いている
- 何に対しても興味が持てず、楽しさを感じにくい
- 不安や焦りが強く、心が休まらない
3. 行動・生活のサイン
- 寝つきが悪い、夜中に目が覚める、朝早く起きてしまう
- 遅刻や欠勤が増えた、仕事や学業に集中できない
- 人間関係に疲れて距離を取りたくなる
これらのうち一つでも該当するようであれば、専門の医療機関への相談をおすすめいたします。
想定される代表的な精神疾患
ここでは、心療内科・精神科で診断されることの多い代表的な疾患について、簡単にご説明します。
| 疾患名 | 主な特徴 |
|---|---|
| 適応障害 | 環境の変化（転職・引越し・人間関係など）にうまく対応できず、ストレス反応が強く出る |
| うつ病 | 気分の落ち込み、興味の喪失、自己否定感、食欲や睡眠の変化などが長期間続く |
| パニック障害 | 突然の動悸、呼吸困難、めまいなどの発作が繰り返し起こる |
| 社交不安障害 | 人前で話す、注目される状況で極度の緊張や不安が生じ、日常生活に支障が出る |
| 不眠症 | 入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒など、睡眠の質に関する問題が続く |
心療内科と精神科の違いとは？
- 心療内科は、主にストレスが関連し、なかなか治らない内科疾患へのアプローチを行います。
- 精神科は、うつ病や不安障害など、心の病気そのものに対する診断・治療が中心です。
- 精神科のキーワードを「脳とこころの機能変調」とするならば、心療内科のキーワードは「心身相関」
当院では、心療内科・精神科の両面からアプローチし、患者さま一人ひとりに合った対応を心がけております。
早めの受診が大切な理由
- 軽症のうちにご相談いただくことで、治療やサポートがスムーズに進む可能性があります
- ご自身の状態を正確に知ることで、不安が和らぐこともあります
- 治療が必要でない場合でも、「安心できた」という方も多くいらっしゃいます
よくあるご質問（FAQ）
Q：どのくらいの状態になったら受診するべきですか？
A：日常生活に支障が出てきたと感じたときが、一つの目安です。早めに相談することで、不調が深刻化するのを防げます。
Q：薬は必ず出されますか？
A：いいえ。診断や症状に応じて判断いたします。まずはお話をうかがい、必要な治療方法を一緒に考えていきます。
Q：診断書はもらえますか？
A：初診時の症状やお悩みに応じて、必要に応じて作成を検討いたします。すべての方に一律でお出ししているわけではございません。
Q：家族や職場に知られずに通院できますか？
A：プライバシーには最大限配慮しております。ご不安があれば、お気軽にご相談ください。
Q：受診には紹介状が必要ですか？
A：紹介状がなくても受診いただけます。
当院について：東京駅近くで通いやすい心療内科・精神科
- 東京駅八重洲口から徒歩8分
- 丁寧な問診とわかりやすい説明を心がけています
- 診断書の作成については、症状やご相談内容に応じて適切に対応いたします
「話すだけでも少し楽になった」「もっと早く来ればよかった」──そんなお声を多くいただいております。
まとめ：心と体の声に耳を傾けて
ご自身の状態に気づくこと、それを認めることは、簡単なようで難しいものです。
ですが、迷ったときこそ、まずは専門家に相談してみることが大切です。
私たちは、患者さまの気持ちに寄り添いながら、共に歩んでいく診療を目指しています。
「ちょっと話を聞いてほしい」──そのお気持ちだけで十分です。どうぞお気軽にご相談ください。
参考リンク：厚生労働省 こころの耳 – メンタルヘルスに関する国のサポート情報
執筆：医学博士 精神科専門医
監修：メディカルクリニックルナ東京