東京駅近くの心療内科・メディカルクリニックルナ東京が、不安やパニックと時間感覚の関係を解説。呼吸法・ヨガなどセルフケア方法も紹介しています。

呼吸法やヨガで心を整える若い女性のパステル調イラスト。セルフケアで不安やパニックに向き合う様子

時間が「止まったように遅く感じる」のは、不安やパニックのサインかもしれません

―前頭島皮質・内受容感覚・呼吸法との関係とは―
【東京駅近く|心療内科|メディカルクリニックルナ東京】

目次

その「時間が長くてつらい」は、気のせいではありません

「数分が何時間にも感じられる」「会議が異常に長く感じる」「不安で時計を見るのが怖い」…
こうした感覚は、パニック障害や不安症に見られる特徴的な体験のひとつです。

「不安」が時間感覚を変えてしまう理由

私たちは、心拍や呼吸などの身体感覚をもとに、時間の経過を無意識に感じ取っています。
不安やパニックの状態では、これらの感覚に対して脳が過敏になり、実際よりも時間が長く感じられる傾向があります。

脳内では、こんなことが起きています

不安状態では、脳の前頭島皮質(anterior insula)が活性化し、身体の不調に対して過敏になります。
この状態では、ほんの数分でも「とても長く感じる」といった体感が起こりやすくなります。

ドーパミンとの関係も

快適な状態ではドーパミンが分泌され、体内時計のテンポが速くなりますが、
不安が続くとドーパミンが減り、時間が遅く感じられるようになります。

この症状、放置しても治る?

  • 不安がどんどん強まる
  • 発作の「予期不安」が生活に影響する
  • 集中力や仕事効率が下がる

このような悪循環に陥る前に、早めのケアがとても重要です。

軽やかに整えるヒント 〜呼吸と感覚のリセット〜

1. 呼吸法(4-7-8呼吸法)
鼻から4秒吸って、7秒止めて、口から8秒でゆっくり吐く。自律神経のバランスが整います。あるいはボックス呼吸法。

2. ヨガ・ボディスキャン
身体のパーツひとつひとつに注意を向けることで、過敏になった感覚をやさしく整えます。

3. ガイド付き瞑想
YouTubeなどで聴ける「誘導瞑想」は、不安時のリセットにおすすめです。

東京駅・京橋・宝町・八丁堀エリアで心のケアをお探しの方へ

メディカルクリニックルナ東京では、不安症やパニック障害への対応をはじめ、
呼吸法・生活リズム調整など、薬に頼りすぎない診療を行っています。

「時間が遅く感じてつらい」と思ったときは、ぜひ一度ご相談ください。

執筆:医学博士/精神科専門医(日本精神神経学会認定)

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